WE’RE BANNED / マンハッタンでの闘い / BOILED SHRIMP
PHOTO by Louis Hansel / THANX
今は事情が、かなり変わった、いや激変したと思いますが
アメリカでお寿司を食べると、日本では経験できなかった出会いがあります。
創作寿司というと、また違うのかも知れないですが、アメリカ流に進化した
お寿司があります。
スパイシー何んとかとか
カリフォルニアロールなどなど
事情というのは、僕がマンハッタンにいた頃の話ですが、その魚がどこから
やってきたのか、どんな輸送方法できたのかなど、今は凄い輸送の際の技術
新鮮なまま空輸できるなどがあるので、当時とは劇的に違うと思います。
さてさて
マンハッタン時代にジムに通ったことがあって、そこで出会った黒人の友人
“T” “俺のことを “T” と呼んでくれ” の話なんですが
鍛え上げられた芸術のような美しい筋肉で、それそれはカッコ良かったです。
その “T” とよく
“ALL YOU CAN EAT / 食べ放題” のお寿司屋さんに行ったのです。
マッチョマン”T”
とにかく大男なので
店側も、一瞬構えると思うんです。
“いったいこの大男、どれだけ食べるんだろう・・・”
確かに大食い?だったんです。
当時の僕は結構普通の人よりは大食いで、毎回150貫ぐらい食べれたんです。
店によっては200貫ぐらい食べれてました。
“T” は小さいのに、よく食べる僕にビックリしていましたが、その “T” の
大食いは半端ではなかったのです。
それは
PHOTO by Dong Cheng / THANX
BOILED SHRIMP
これだけを
ひたすら、300貫ぐらい食べるのです。
他は一切食べません(笑)
これが異常に笑えるのですが、お寿司屋さんからすると、結構仕込みに時間が
かかる方なんだと思うんです。
実際そう お店から言われたので、お店は困惑していました。
その日のために仕込んで準備した “えび” を”T”に次々と食べられてしまうので
急遽仕込まないといけなくなり、他のお客様に提供できなくなるのです。
散々二人で食べて
“T” はお店のほとんどの “えび” を食べ尽くすので、それを何度かやらかすと
“T” の荒業 “えび荒し”
そう丁寧にお願いされて
なかなか行きにくくなって、事実上の “出入り禁止” になりました(笑)
すると
次のお寿司屋さんを探し、そこでも “出入り禁止” また次もその次もアウト(笑)
僕の記憶では、ボストンまで行って “出入り禁止” になったお店とで合計5軒
ぐらいのお寿司屋さんで “出入り禁止” になりました。
マッチョマン “T” の
お店の “えびをほぼ食べ尽くす” という 荒業 “えび荒し” によって、僕も
ついでにマークされ、行けなくなりました(笑)
それを二人で楽しんでいた懐かしい思い出です(笑)
食べ放題は難しいですよね。
少なくとも時間制限は必要ですね。
日本の大食いのテレビをたまに観ますが、細いのに信じられないような大食い!
そのまさかのギャップが面白いなって思います。
世の中には異次元の大食いがいるものですね(^_^)
どうしてるのかなぁ~
“T” は僕より、当時で5つぐらい年上だったので、今は57歳ぐらいですね。
元気にしてるのかなぁ。
今年の8月に、久しぶりのマンハッタンへ行く予定があって、全ての予約が
去年の末には完了していたのに、全てコロナの影響でキャンセルになりました。
マンハッタン時代の懐かしいところをあちこち巡る予定だっただけに、心底
ガックリきました。
来年は、アメリカに行けるようにしてください。
MY DREAM IS STILL ALIVE
ROUGH BOY