GREAT EXPECTATIONS / 大いなる遺産 / 美しい映画です。
久しぶりに “GREAT EXPECTATIONS” を観たくなりました。
この映画は何度も何度も観てきましたが、飽きないなぁって思います。
KEY COLOR である緑色(グリーン)が、基調とされた映像が美しくて
本当に洒落た映画なのでオススメです。
ETHAN HAWKE のことは、この映画で好きになりました。
そして
■ GWYNETH PALTROW
■ CHRIS COOPER
■ ANNE BANCROFT
■ ROBERT DE NIRO
やはり
奥深さを感じられるキャスティングが、たまらなくいいです。
10歳の FINN を演じた JEREMY JAMES KISSNER もいいです。
同じく10歳の ESTELLA を演じた RAQUEL BEAUDENE も
雰囲気があって、素晴らしいです。
![](https://whitesands-badcompany.com/wp-content/uploads/2020/09/GREAT-EXPECTATIONS_1998.jpg)
僕は原作を読んだことはありませんが、どんな映画でも原作を映像化
することが、一番難しいんだと思います。
特にこの映画はそうだったんじゃないかなって思います。
ディレクターやプロデューサーの手腕に、かかっていたと思いますが
キャスティングはもちろん 美しい映像を撮るチーム、美しい衣装
そして美しいロケーションなど、そのどれもが美しいです。
このプロダクションには、超一流が集まったんだなぁって思います。
ロバート・デニーロは当然として
何んと言っても、アン・バンクロフトの怪演がいいなぁって思います。
その存在感が、この映画のハイライトの1つであって、ハリウッドの
奥の深さを感じます。
そして
いつも田舎のアメリカ人役が多いクリス・クーパーも、相変わらず
“いるいる こんな田舎のアメリカ人” ってのを演じていて
たまらなく、いいなぁって思います。
制作陣が、この配役に誰をキャスティングしようかと思ったときに
クリス・クーパーが、すぐに浮かぶ、そんな領域を彼は持ってます。
こういう役者さんが、ハリウッドという世界で、長く仕事が出来て
生き残れるんだろうなって思います。
![](https://whitesands-badcompany.com/wp-content/uploads/2020/08/DVD_500.jpeg)
この映画で、ディレクターの ALFONSO CUARON が大好きになりました。
彼はメキシコ人ですが、最近で言えば、”ROMA” でしょうか。
とにかく彼の作品は、そのどれもが美しいし、洒落ています。
もしこの映画を好きになられたら、ぜひ他の作品全てを観てみて下さい。
日本語のキャプションが出るDVDを買い直したんですが、この映画は
やっぱり英語が難しいなぁ~って思います。
アートワーク / FRANCESCO CLEMENTE
イタリアのナポリ出身の フランチェスコ・クレメンテの世界観が観れる
この映画のアート作品は、アロフォンソ・キュアロンが彼を抜擢して
描かれたものです。
主人公 FINN のマンハッタンのアトリエでの描写など、最高に洒落て
いて、最高にカッコいいです。
サウンドトラックも洒落てます
“LIFE IN MONO” がほしくて、サウンドトラックを購入しましたが
この映画に合った素晴らしいサウンドトラックです。
たくさんの映画にも使われている名曲 “BESAME MUCHO” の使い方が
アロフォンソ・キュアロンらしくて、洒落ています。
![](https://whitesands-badcompany.com/wp-content/uploads/2020/08/CD_500.jpeg)
LIFE IN MONO
歌詞も音も、ただただ美しいです。
ロンドンのバンド MONO ですが、この “LIFE IN MONO” は、1996年に
一度リリースされ、その後に、この映画 “GREAT EXPECTATIONS” の
サウンドトラックに収録されています。
サウンドトラックも映画もオススメします。
とにかく美しいです。
ぜひ観てみてください。
MY DREAM IS STILL ALIVE
ROUGH BOY