GREAT EXPECTATIONS / 大いなる遺産 / 美しい映画です。
久しぶりに “GREAT EXPECTATIONS” を観たくなりました。
この映画は何度も何度も観てきましたが、飽きないなぁって思います。
KEY COLOR である緑色(グリーン)が、基調とされた映像が美しくて
本当に洒落た映画なのでオススメです。
ETHAN HAWKE のことは、この映画で好きになりました。
そして
■ GWYNETH PALTROW
■ CHRIS COOPER
■ ANNE BANCROFT
■ ROBERT DE NIRO
やはり
奥深さを感じられるキャスティングが、たまらなくいいです。
10歳の FINN を演じた JEREMY JAMES KISSNER もいいです。
同じく10歳の ESTELLA を演じた RAQUEL BEAUDENE も
雰囲気があって、素晴らしいです。
僕は原作を読んだことはありませんが、どんな映画でも原作を映像化
することが、一番難しいんだと思います。
特にこの映画はそうだったんじゃないかなって思います。
ディレクターやプロデューサーの手腕に、かかっていたと思いますが
キャスティングはもちろん 美しい映像を撮るチーム、美しい衣装
そして美しいロケーションなど、そのどれもが美しいです。
このプロダクションには、超一流が集まったんだなぁって思います。
ロバート・デニーロは当然として
何んと言っても、アン・バンクロフトの怪演がいいなぁって思います。
その存在感が、この映画のハイライトの1つであって、ハリウッドの
奥の深さを感じます。
そして
いつも田舎のアメリカ人役が多いクリス・クーパーも、相変わらず
“いるいる こんな田舎のアメリカ人” ってのを演じていて
たまらなく、いいなぁって思います。
制作陣が、この配役に誰をキャスティングしようかと思ったときに
クリス・クーパーが、すぐに浮かぶ、そんな領域を彼は持ってます。
こういう役者さんが、ハリウッドという世界で、長く仕事が出来て
生き残れるんだろうなって思います。
この映画で、ディレクターの ALFONSO CUARON が大好きになりました。
彼はメキシコ人ですが、最近で言えば、”ROMA” でしょうか。
とにかく彼の作品は、そのどれもが美しいし、洒落ています。
もしこの映画を好きになられたら、ぜひ他の作品全てを観てみて下さい。
日本語のキャプションが出るDVDを買い直したんですが、この映画は
やっぱり英語が難しいなぁ~って思います。
アートワーク / FRANCESCO CLEMENTE
イタリアのナポリ出身の フランチェスコ・クレメンテの世界観が観れる
この映画のアート作品は、アロフォンソ・キュアロンが彼を抜擢して
描かれたものです。
主人公 FINN のマンハッタンのアトリエでの描写など、最高に洒落て
いて、最高にカッコいいです。
サウンドトラックも洒落てます
“LIFE IN MONO” がほしくて、サウンドトラックを購入しましたが
この映画に合った素晴らしいサウンドトラックです。
たくさんの映画にも使われている名曲 “BESAME MUCHO” の使い方が
アロフォンソ・キュアロンらしくて、洒落ています。
LIFE IN MONO
歌詞も音も、ただただ美しいです。
ロンドンのバンド MONO ですが、この “LIFE IN MONO” は、1996年に
一度リリースされ、その後に、この映画 “GREAT EXPECTATIONS” の
サウンドトラックに収録されています。
サウンドトラックも映画もオススメします。
とにかく美しいです。
ぜひ観てみてください。
MY DREAM IS STILL ALIVE
ROUGH BOY